グーグルの引き抜きが東大で活発に!日本のロボット産業の将来はどうなる?
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優秀な研究員がグーグルに引き抜かれる!
アメリカのIT大手であるグーグルに東大で人工知能を研究している大学院生を引き抜いているようです。
グーグルは、豊富な資金を背景に優秀な人材を世界各地から集めています。
大学院生達に提示している金額は、年収約1800万円!
なんと日本のサラリーマン平均の約4倍以上もの年収を提示しています。
年収1800万円とは…
自分がしたい研究をして、そんなにもらえるのなら私なら行っちゃいますね。笑
しかも、引き抜かれているのは、優秀な人材ばかり
正直、そんなに優秀な人材ばかりを引き抜きされていたら日本の将来の人工知能分野、ロボット産業の分野が心配ではあります。
グーグル:東大で「青田買い」 AI技術流出に日本危機感 - 毎日新聞
なので、なぜ引き抜きを行うのか?グーグルは人工知能を研究してどうするのか?日本のロボット産業の分野の将来は?などについて予想を交えて書いていきます。
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グーグルという会社
まずグーグルという会社はどんな会社なのか、見ていきたいと思います。
事業内容は、主にインターネット関連事業、ソフトウェアの企画・研究・設計・開発・製造・販売を行っています。
皆さんがよく使うものと言ったら、Google検索ブラウザとAndroidですね。
これらを運用、提供している会社です。
日本では、Yahoo!JapanとGoogleが有名ですが、世界で見ると圧倒的にGoogleがトップになっています。
Googleがトップと言う事はもちろんわかりますが、まさかYahoo!Japanがそうでもないとは…
グーグルの会社詳細
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なぜ優秀な人材を引き抜くのか
なぜ世界中の優秀な人材を集めているのでしょう。
今、グーグルが1番力を注いでいる分野が自動車産業とロボット産業のようです。
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ロボットドライバーが我々の身を守る方法 | Think IT(シンクイット)
ロボット産業
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自動車産業では、米国トヨタの自動運転開発のメンバーを複数人引き抜いたり、ロボット産業ではベンチャー企業を相次いで買収したりしています。
そして、自動車産業とロボット産業の心臓部ともいえる中枢部を占めるのが人工知能の分野です。
人工知能は、ロボット産業ではもちろんの事、グーグルが自動車産業で目指しているのが無人運転。その無人運転に人工知能が必要不可欠な為に早急な人工知能分野の向上が必須となっているようです。
その為に、世界中から人工知能分野の優秀な人材を集めているというわけです。
なぜ東京大学の人工知能の大学院生が引き抜かれるのか?
なぜ東大の学生が引き抜かれるのかは、正確な答えはありませんでした。
おそらく予想としては、日本でもトップクラスのディープラーニング(人工知能)研究者の松尾豊准教授がいるからではないか?と思います。
日本でもトップクラスの研究者がいる研究室の学生の中でも優秀な人材ともなると、日本でも最高峰と言ってもおかしくはありません。
だからこそ、グーグルは東大の大学院生を引き抜いているのではないかと予想します。
日本のロボット産業の現状は?
日本のロボット産業の技術は、世界でもトップレベルで、特に産業用ロボットの分野では圧倒的なシェアがあるようです。
初のロボット白書まとまる、日本のロボット産業が世界をリードし続けるカギは? | THE PAGE(ザ・ページ)
確かに日本の安川電機の産業用ロボットは有名ですね。
優秀な人材ばかりを引き抜かれていくと日本の将来のロボット産業はどうなる?
今現在は、ロボット産業のほとんどは、産業用ロボットになっていて、シェアは上記にもあるように日本が圧倒しています。
2035年には、人工知能を使用した工作ロボットや、ロボット家電のロボット産業の分野が国内だけで9.7兆円規模の市場になると予測されています。
日本の市場規模でいうと、不動産業が業界規模が10兆8,599億円となっていて、規模的には同じぐらいだと想像してください。
そして、人工知能を使用した自動車産業は、世界で2030年に20兆円になると予測されています。
日本の市場規模でいうと、電力産業の市場規模が20兆5,490億円となっていて、同等の規模になると考えられています。
これは相当の市場規模ですね。
しかし、このままグーグルの引き抜きが続きグーグルが人工知能の分野でトップをとると、上記の市場規模の大半がグーグルとなる可能性があります。
そうなると、日本がグーグルに人工知能分野で勝つことが出来なくなります。
東京大学の松尾豊准教授は
「Googleといった海外の企業に、『データ』を抑えられた上で、さらに『知能』まで取られてしまうと、日本としてはもはや成すすべがない」
「逆に、データを抑えている企業に先駆けて『知能』の部分を開発できれば、勝負になる。GoogleやFacebookを、データベンダーにすることができるからです」
勝つ可能性があるとすれば、「人材しかない」
日本の人工知能が、Googleに勝つ唯一の方法 - 東京大学新聞オンライン
より引用
と語っています。
となるとなんとか人材を留めていかないといけないですね。
しかし、将来的な事や世界を見据えて考えると、豊富な資金力を持つグーグルで優秀な研究者達と切磋琢磨する環境の方が研究者達にとってはいい環境だとも思います。
個人的には、やはり留まって欲しいですね。
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まとめ
グーグルが優秀な人材を集めているのは、人工知能の分野を向上させる為に集めている。
人工知能を向上させて、自動車産業とロボット産業の規模の拡大に力を入れている。
東大の学生を引き抜くのは、人工知能研究者で日本トップクラスの松尾豊准教授がいる研究室の優秀な人材だから。
日本の現在のロボット産業は、産業用ロボットで圧倒的なシェアがあり、世界トップクラス。
グーグルにこのまま引き抜かれ続けると間違いなく負ける、勝つ見込みがあるなら人材なので人材をなんとか留めておかないといけない。
今回のニュースを妻に話したら、妻の目が点になっていました。笑
妻は、コンピューター系の話題がすごい苦手なんです。
私が『人工知能が…』
って言った瞬間に台所に逃げていきました。笑
妻にとって今回の話題は回避したいそうです。笑
私としては、安全で便利で人の為になるものが早く出来るのであれば、嬉しい事はないのですが、日本に住んでいる身としては、留まって欲しいって気持ちもあります。
結局は、その方の選択次第なので仕方がないのですけどね。笑
どんな形でも、場所でも人の為にという気持ちで頑張って欲しいです。