熊本城修復費はどれくらい?工事期間や問題点まとめ【熊本地震】
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400年歴史があり日本国内にとどまらず世界各地からの観光客が訪れる熊本城
現存する宇土櫓などの櫓・城門・塀13棟は国の重要文化財に指定、城後は「熊本城跡」として国の特別史跡に指定されています。
そんな熊本城も4月14日に起こった熊本地震により大きな被害が出ています。
中には
『修復費用ってどれくらいかかるの?』
『工事期間はどれくらい?』
などの疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。
今回は
◼︎熊本城とは?
◼︎修復費用はどれくらいかかるのか
◼︎工事期間や問題点
これらについて紹介していきましょう!
熊本城とは?
世界的も人気のある日本の名城【熊本城】
現在の熊本城は安土桃山時代から江戸時代にかけて加藤清正の手により改築されたもので別名「銀杏城」とも言われています。
熊本城の歴史としては
1469年 - 1487年頃に出田秀信現在の千葉城町に築城した千葉城が始まり。
その後城主をたびたび変え
千葉城
↓
隈本城
↓
熊本城
と変化していきました。
そして加藤清正の死後城主となった細川氏の統治下の元で改築、増築を繰り返し最後に完成した郭(本丸、二の丸、城郭など)は明治まであと30年をきった時にまで続きました。
なんと200年以上かけて改築、増築を繰り返していたようですね。
それほど歴史ある熊本城
私は直接行ったことはなく、遠目で見ただけですが、かなり感動しましたね。
妻がよく熊本城に行っていたので感想を聞くと
お城にはあまり興味を持たない妻でも
『かなり凄かった!』
と褒め讃えていました。
そんな熊本城も今回の熊本地震での被害はかなりのもので修復費以外にも期間などの問題点もかなりあるようです。
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熊本城の修復費はどれくらい?
熊本城は築城400年ということで大規模な改修を進めていました。
工事期間は10年かかっていて、改修費用は89億円。
延べ5万人もの工事関係者が携わったようです。
震災前にも改修の為に多くの修復費がかかっていますが、今回の震災によりさらなる修復費用がかかることが予想されますね。
城の建築に詳しい建築アナリストの森山高至氏は
「修復は崩れた部分の石垣だけでなく、他の部分の地盤状況などの調査や改修も必要になります。修復費用は城郭全体での修復部分も含めて考えれば、十数億円はかかると思います。」
引用:復旧には十数億円か…匠も手こずる熊本城「修復」の難題 | 日刊ゲンダイDIGITAL
と答えていて、今後今の形に戻すのに数十億かかるとみられています。
熊本県内には地下水が多く、今回の地震による影響も懸念され、地盤状況などによってもさらに費用が上乗せされそうですね。
工事期間や問題点は?
次に工事期間や熊本城修復の問題点について紹介していきましょう!
熊本地震での熊本城の被害は大きく上記にもありますが、石垣以外にも多くの箇所の修復が必要です。
特に石垣を直すのには原則、落ちた石をそのまま使って復元する方法がとられています。
地震で多くの石垣が落ちたので落ちた石がどの位置に当てはまるかパズルのように1つ1つ選別しながら組み立てることになります。
かなりの石垣があるので、通常の倍ぐらいの時間がで工事期間として数年の工事になるようですね。
またこの他の問題点として大きいのが石垣。
石垣にはお城ごとに流派があるのですが、熊本城はその中でもかなり難しい部類になります。
職人の数も少なく人間国宝的扱い。
少ない人数で行うので、なおさら時間もかなりかかりそうですね。
時間もかかると後継者の問題も新たに出てきそうですしまだまだ山積みとなりそうです。
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まとめ
今回は熊本城の修復費や工事期間、問題点について紹介していきました。
現状ではまだまだ修復費や工事期間などの詳細は詳しく調べてみないとわからないようです。
詳細がでれば追記をしようと思いますが、今の段階では熊本県内の至るところで問題が山積みとなっていて熊本城の被害の詳細を調べていくのにも時間がかかりそうですね。
何としても1日でも早くの復旧、復興を願います。
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